情報の「洗脳」から脱出しよう!
おはようございます。
山田です。
つい、先ほど、阪急電車で乗り合わせた女子大生らしきの会話が面白かったです。
「私、3キロほど痩せたかったのに、最近、4キロも太ったの。合計7キロも痩せなくちゃいけない。」
「ああ、それなら、マイクロダイエットが良いらしいわよ。」
彼女達は、門戸厄神駅で降りました。
ああ、「アホじゃないかな?」と私は思いました(笑)
「痩せたい」と言っていた女性は、明らかに標準体重よりも少ない体重でした。
身長160センチ前後で、40キロ台の体重。
「それ以上、痩せて、どうするの?」と聞きたいです。
そう言えば、数日前に「ネガティブカロリーダイエット」についての問い合わせがありました。
「家内や娘が、モデル並みに痩せたいと言っています。ネガティブカロリーダイエットで可能でしょうか?」というものです。
私の答え:「正直に言います。
ネガティブカロリーは、健康なウェイトを維持します。
個人によって、一番、体調の良い体重。
芸能人、モデル並みの体重になると寿命が短くなります。
よって、そんなウェイトまで落とす(落ちる)ことは無理です。」
http://www.www-power.com/losefatfast.html
何回もこのメルマガで言ってきましたが、「痩せ型や体脂肪率の低い人間は、死亡率が高い」のです。
タバコほどではないが(10年も寿命が短い)、数年は早死にするのです。
いろいろな文献からの引用
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男性は太っている方が長生きできる(読売新聞)
厚生省の調査で標準体重よりも少し太めの人の方が長生きできる傾向が有ることが明らかになった。
通常、肥満の指標であるBMI値が22.25以上の人は肥満とされ、厚生労働省でも25未満を推奨しているが、今回40代、50代の男女2万人の健康状態を10年間に渡り調査したところ、男性ではBMIが23-26.9の人が死亡率が最も低かった。それ以下では痩せるにつれて死亡リスクが高まった。女性ではこのような傾向は見られず、標準体型の人が最も死亡リスクが低かった。
BMI値とは体重を身長(メートル)の2乗で割った数字である。最も病気になる率が低い人は慎重165cmでは体重62.8-73.5kgとなる。
◆寿命が短いは「やせ型」の方
・米国のNHANES(国民健康栄養調査)が長期間(29年間)に実施した調査(国民を無作為に選び、体重、健康状態などを調べ、何年か後に健康状態を調べる)結果、体格指数(BMI)が、25~29の過体重が最も死亡率が低く、最も死亡率が高いのが18.4以下のやせでした。
・日本でも、東京都の老人研が小金井市の住民の体重と健康の関係を調べ、むしろ肥満気味の人の方が長生きで、やせは寿命が短いと発表しました。
・さらに厚生労働省の大規模調査の責任者である国立ガンセンターの津金昌一郎部長も、日本では、24~25くらいのBMIが寿命が最も長く、厚生労働省の勧める22~23の体重の人はむしろ死亡率が高いと報告しています。
*BMI(欧米人基準)と死亡の危険率(米国NHANES調査による)
18.4 以下(痩せ型)・・・・・2.3
18.5~24.9(正常)・・・・・・1.0
25~29.9(過体重)・・・・0.9
30~34.9(肥満1)・・・・・1.2
35 以上 (肥満2~)・・・・・1.3
※体重指数(BMI=Body Mass Index)の定義
体重(kg)を身長(cm)で2回割ったもの。.つまり体重/身長×身長です。
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まあ、簡単に言うと。
身長170センチの人なら、体重70キロから73.5キロ(日本)、87キロまで(米国)の体重が、一番、死亡率が低いということです。
では、なぜ、世の中の人が、ダイエットに励むのでしょうか?
それは、苫米地英人氏が言うように「洗脳されている」からです。
「洗脳」です。
「痩せているほうがいい」と「洗脳」すると多数の産業、会社にお金が入るからです。
筋トレの世界でも「洗脳」は、見事に市民権を獲得しています。
「トレーニング直後にプロティンやアミノ酸を摂らないと筋肉は発達しない。トレーニング2時間後に摂っても全く筋肉は発達しなかった。」という奇怪な実験結果を元にスポーツクラブでもサプリを売りまくっています。
この実験結果は、デッチアゲだったのですね(笑)
トレーニング2時間後に普通の食事を食べたら、効果は変わらないそうです(東大の石井先生の話)
こんなこと、東大の先生でなくても分かることです。
私の過去の経験:昔は、プロティンとかアミノ酸はなかったのです。皆、トレーニングを終えて、電車とかで家に帰り、風呂に入ってから、食事でした。
それでも今の人と同じような筋肉の発達でした。
これも「経済学」が真実を捻じ曲げた一例です。
「ターザン」とか「アイアンマン」とかを真剣に読むと「洗脳」されるだけです(笑)
「ウェイプロティンを使うのと大豆のプロティンを使うのとでは、筋肉発達は、どのくらいの差がつきますか?」
差なんて、つかないですね。
そもそも、比較した実験そのものが、全く無い。
研究者は、無意味なことを知っているからでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。